大学の小児科医が激減 3年前の半数、学会調査 救急医療の現場へ影響も
記事:共同通信社
提供:共同通信社
【2006年2月22日】
ことし4月から大学の医局や関連病院で小児科医になる医師の数が、3年前の半数近くに激減していることが21日、日本小児科学会の調査で分かった。
この傾向が続くと、多くの大学が市中の病院から医師を医局に引き上げざるを得なくなり、病院の小児科医が不足。「たらい回し」と批判の多い特に小児救急の現場の崩壊がさらに進む恐れがあるという。
調査は、医学部のある全国の106大学を対象に実施。これまでに83大学から回答を得た。
大学病院や関連の病院で新たに小児科医になった医師は2002年は394人、03年は502人だった。この中で04年、医師免許取得後に指導を受けながら診療経験を2年間積む新臨床研修制度がスタート。新制度を終えた医師が初めて進路を決める06年は03年の約55%の276人にとどまった。
一方、全国の小児科がある約1000の医療施設を対象とした調査で、研修前に小児科志望だったのにその後ほかの科に変更した人は223人だった。多くは内科や外科に移った。反対にほかの科から小児科に変更した人は70人で、地域医療の現場でも小児科離れが進んでいることを裏付けている。
学会は「小児科医が不足しているために勤務が過酷になり、さらに小児科離れが進むという悪循環に陥りつつある」と分析。「地域医療だけでなく子どもの難病の研究などへも影響しかねない。職場を離れている女性医師の活用や、診療報酬制度の見直しも含めて小児科医を確保する必要がある」としている。
上の記事ですけどね。俺に言わせりゃ『無理も無いよ』って事になります。だって皆さんはご存じないかもしれないけど小児科の当直って本当に辛いんだから。むかし研修医の時に小児科もまわりましたけど、昼間の勤務を終えてから当直になだれ込み、夜中も次から次へと押し寄せるBabyたちの診察に追われてほとんど寝る事も出来ないんです。そして翌日はまた通常の勤務です。
小児科医が大変なのは少子化の今も変わらないようですね。原因はいろいろあるんだろうけど、小児科の先生にかわって内科医の俺に言わせてもらえばもうちょっと親も考えてほしいですね。
そりゃあ可愛い子供が夜中に熱を出したら心配だし救急室へ連れて行こうという気持ちもわかるけど、そこでちょっと考えてほしいんだよね。その時はあちこちを冷やすとか解熱剤を使っておいて、翌日かかりつけの小児科へ連れて行くとかね。ふだんからかかりつけのお医者さんにどういう時に救急室へ連れて行くべきかポイントを聞いておくといいよね。
もし何%かの親御さんがそうしてくれれば、過労気味の小児科医は少しでも休む事が出来ると思うんです。
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